ザ・デア ─理由なき監禁─│突然監禁された男女4人の被害者と、豚の皮を被った刑の執行者

ホラー
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えむやま
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今回はアメリカのホラー映画「ザ・デア ─理由なき監禁─」について、キャストなどの作品情報や私の感想を交えて紹介します☺ 後半の感想にはネタバレを含みますので、未鑑賞の方は注意してね!

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ザ・デア ─理由なき監禁─ あらすじ

愛する妻、2人の娘と共に幸せに暮らしていた男ジェイが、突如家に押し入った謎の人物に拉致される。目が覚めると、そこは施錠された小さな部屋。ジェイの腕は鎖で壁に繋がれており、部屋の中には同じように拉致監禁された3名の男女の姿があった。

  • 警備員の男、アダム
  • 派手な格好の夜遊び女、キャット
  • 血だらけで口を縫われ瀕死状態のポール

慌てふためくジェイにキャットが「ここはあいつの遊び場よ」と告げるが、ジェイには『あいつ』の心当たりが全くない。やがて、怯えるジェイ達の前にブタの皮を被ったムキムキの大男が現れ、監禁された4人を次々に拷問していく。

一方、ドミニクという少年も粗暴な農夫によって拉致され、監禁されていた。農夫はドミニクに「お前は両親に捨てられた。俺が新しい父親だ」と説明し、暴力と歪んだ愛情を注ぎながら育てていく。

果たしてこの農夫と大男の関係は?そして彼らの目的とは……。

引用:https://bloody-disgusting.com/indie/3571841/dare-trailer-richard-brake-tortures-evil-victims-popcorn-frights-exclusive/

作品・スタッフ・キャスト情報

タイトル:ザ・デア ─理由なき監禁─(原題:THE DARE)
公式サイト:https://contents.geo-online.co.jp/gp/the_dare/
制作国:アメリカ
制作年:2019年
上映時間:96分
劇場公開日: DVDスルー(2020年8月19日レンタル開始)
監督:ジャイルズ・アルダーソン
脚本:ジャイルズ・アルダーソン / ジョニー・グラント
原作:
主なキャスト[役名]:バート・エドワーズ[ジェイ]
リチャード・ブレイク[クレデンス]
リチャード・ショート[アダム]
アレクサンドラ・エバンス[キャット]
ロベルト・マーザー[ドミニク]

ザ・デア ─理由なき監禁─ 予告編

映画『ザ・デア―理由なき監禁―』予告編

見放題・レンタルサービス配信情報

私はこの映画をゲオのDVDレンタルで観たのですが、これを書いている2020年10月時点ではそこでしか観られないようです。

サラッと感想(ネタバレなし)

GEOの新作コーナーで表紙とタイトルだけ見て借りた一本。パッケージ見てわかってたけど、痛い・気持ち悪い・胸糞悪いシーンがてんこ盛りでした。爪が剥がれたり、虫を無理矢理口の中に入れたり、手のひらを釘で打ち付けたり、監禁されている者同士で傷つけ合わせたり……雰囲気としては「ソウ」を彷彿とさせる感じ。私は虫が苦手なのでしずかちゃんスタイル(目を覆った指の間からそっと見る)で観ましたが、虫の出番は結構多いです。登場する虫の種類も多めです。結構しんどかったです。笑

日本語タイトルには「理由なき監禁」というサブタイトルがついていますが、監禁の理由はちゃんとあります。好みは人それぞれだとしても、ただグロいだけではなく、しっかりと筋の通ったストーリーのある映画だったと思います。本当に狂ってて常人には全く理解できない殺人鬼ものが観たいんじゃ~!という方は拍子抜けしてしまうかも?

ちなみに、パッケージにある「ソリッド・シチュエーション・ホラー」とは、斬新で刺激的な状況下で繰り広げられるホラーストーリーのこと。映画のシーン全てが一つの空間で展開するものを「ワンシチュエーション」と呼んだりしますが、「ソリッドシチュエーション」は空間より状況に重きを置いた作品に使われる事が多いようです。

何が正義で何が悪か?見る目が変われば立場も変わる

みなさんは悪の定義について考えたことはありますか?暴力を振るうことは悪、ウソを吐くことは悪、浮気は悪……少し考えるだけでもたくさんの悪が思いつくと思います。でも、もう少し踏み込んで考えてみると、見方が変わってくる場合も多々ありますよね。確かに「行為だけを切り取ればそれは悪でしかない」それは揺るがぬ事実なわけですが、もしその行為に及ぶ致し方ない理由があったとしたら……?相手に暴力を振るわれ命の危険を感じたからやり返した!という場合は正当防衛にあたりますし、事実を伝えることで自殺の危険がある相手に対してウソの報告をした場合はある意味人命を守ったと言えます。相手に問題がなく自分本位な浮気は罪ですが、相手の家庭内暴力などにより精神的な癒しを求めて浮気をした場合は一概に責められない部分がありますよね。

このように、何事も「理由次第で」悪と正義の認識が変わってしまう可能性があると思うんです。この映画はそれが上手く使われており、冒頭と終盤では起きている出来事の捉え方が180度変わってしまうのがとても面白いと感じました。対象は誰でもいいのですが、感情移入すればするほど面白い映画です。是非、序盤でピンと来た登場人物に心を添わせて観てみてね!

レビューサイトでの評価

2020年10月時点での皆さんの評価は

  • 「Filmarks」★2.7(評価63件)
  • 「IMDb」★5(評価1,038件)※IMDbのみ、10段階評価です

今回は「Rotten Tomatoes」での一般ユーザー評価数が0件、「映画.com」と「Yahoo!映画」では該当ページが無かったため、代わりに「IMDb」の評価を載せてみました。サイトによって多少傾向が違うみたいなので、今後は「IMDb」も追加して載せてみようかな?

レビューを見てみると、人によって評価が真っ二つに割れていたのが印象的でした。ゲオのレンタルパッケージが某スリラー映画を彷彿とさせる内容だったせいか、「『ソウ』のような内容を期待していたら途中から失速」「二番煎じのB級映画」のような辛辣な意見もありましたが、私と同じように「後半になるにつれ面白くなった」「良いプロットだった」という意見も。どんな作品でも言えることですが、何をもって面白いとするかでかなり評価が分かれていたようです。あまり他作品を意識しすぎると、この作品の純粋な面白さは感じづらいかもしれません。

私の個人的オススメ度は★2.5

他の映画は意識せず、頭をからっぽにした状態で観始めることをお勧めします。

引用:https://modernhorrors.com/the-dare-weaves-clever-tale-of-gruesome-violence/

ネタバレ感想(見てない人はぜひ鑑賞後に読んでね)

やったらやり返される!倍々々々々返しだッッ!!て感じの映画。笑

村のいじめっ子達に悲惨ないじめを受けたドミニク少年がそのいじめのせいで狂った農夫に誘拐され、そこで歪んだ教育を受けて育ったせいで昔自分をいじめた奴らを拉致監禁して拷問し始めたって話なんだけど、とにかく胸糞悪い。

いじめって、加害者の方は悪いって気持ちが希薄だから自分のやったことすぐ忘れがちだし、もし何かのきっかけで思い出したとしてもそもそも忘れちゃってるくらいだから考えが軽い。子供だったとは言えあの素行の悪さは悪魔だし、それを忘れちゃってるのもヤバい。いじめられてる方は怖くて反撃できないし、なかなか治ることのない心の傷を擦ったり隠したりしながら生きていくのに……。虫を使った身体的いじめも酷かったけど、自尊心を無くした思春期の男の子に「できたらご褒美にキスしてあげる」はダメージがでかすぎる。わかっててやってるのか無意識なのか……どっちにしても鬼畜。人の心無くしたんか?

理由がわからない序盤こそワクワクしながら観てたけど、事実を知ってからはひたすらにドミニクが可哀想で目を覆いたくなった。人を殺すのはもちろん駄目なことだけど、人の人生を遊び感覚で一個潰しといてのうのうと生きてる奴らを手放しで許す気持ちなんてわいてこないよ。後半、犯人の正体に気づいて過去の自分の行動を思い出したジェイが、口だけの謝罪をしたあと「いける…!(許してもらえる)」みたいな顔したシーンでめちゃめちゃイライラしてしまった。本当ひたすらに胸糞悪い映画で脳が沸きそうになったけど、後半はドミニクを応援しまくって心のバランスをとった。ラストに程よく育った娘を襲うシーンでは「よくやった…!長い間よくがんばったね!!」て思って拍手しちゃった。笑

邦題に「理由なき監禁」がついてる件に関しては、見る前の視聴者に「何でなんだろう?」て思わせる意図と、監禁された4人に対しての「理由がないと思ってるなんてとんだクソ野郎だ」ていう皮肉を込めてあるんじゃないかなって思った。

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