アガサ・クリスティー ねじれた家│遺産相続をめぐる複雑な人間関係と、華麗なインテリア

ミステリー
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えむやま
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今回はイギリスのミステリー映画「アガサ・クリスティー ねじれた家」の感想を書くよ☺ 後半にはネタバレが含まれているので、未鑑賞の方は注意してね!

アガサ・クリスティー ねじれた家 あらすじ

一代で巨万の富を築き上げた大富豪、アリスティド・レオニデスが死んだ。突然のニュースに英国中が驚くなか、探偵事務所を営む主人公チャールズの元に、かつての恋人でありあの大富豪レオニデスの孫娘であるソフィアがやってきて「祖父は一族の誰かに殺されたに違いない」と打ち明ける。

レオニデスが毒殺だったと知り捜査に乗り出すチャールズだったが、

  • ショットガンをぶっ放すレオニデスの前妻の姉、イーディス
  • レオニデスの若い後妻で、相続権の優先順位が最上位のブレンダ
  • 破産・倒産寸前で金に困っている二人の息子、ロジャーフィリップ
  • その息子たちの妻、クレメンシーダグマ
  • フィリップとダグマの子、ユースティスジョセフィン
  • レオニデスと、他の一族にはない絆を持っているらしいソフィア
  • 子供たちの世話をする乳母、ジャネット
  • ユースティスとジョセフィンの家庭教師、ブラウン

強烈な個性を持つ屋敷の人々は全員がレオニデス殺害の動機を持っており、捜査は一向に進まない。

そんな中、レオニデスの残した遺書が無効であることが発覚したことから真相が見えたと確信するチャールズだったが、無情にもその推理を覆す第二の殺人が起きてしまう──。

アガサ・クリスティー ねじれた家 予告編

サラッと感想(ネタバレなし)

ミステリーの女王、アガサ・クリスティー原作のイギリス映画。登場人物が多いし人間関係がとても複雑なんだけど、とにかくみんなが怪しく見えて最後まで飽きない。あっちかな…でもこっちも怪しい!いや、アイツだな!?てやってたら、最後はまんまと騙されました。笑

登場人物たちが住むお屋敷の、クラシカルで華麗なインテリアも見どころ。住む人によって色を変える各部屋の内装は、際立った個性を持った住人たちのイメージをより強固にしてくれています。

タイトルの由来は、マザーグースの「ねじれた男」

ねじれた男が ねじれた道を歩いていると ねじれたお金を見つけた
ねじれた段の上で ねじれたねずみを捕まえた ねじれた猫を手にいれた
そしてみんなは一緒になって ねじれた小さな家で暮らした

マザーグースの詩って全体的に簡単な言葉でできてるのに、その単調さがなんだか不気味。むかし流行った「本当は怖いグリム童話」とか童謡の都市伝説とかも同じで、簡単な言葉だからこそ想像の余地がありすぎて怖くなっちゃうんだろうな。

映画自体も、複雑な人間関係を少しずつ穴埋めしていくスタイル。序盤は情報がスッカスカの状態で名前だけが登場する人たちもいて、「誰だろうその人?」て想像するのが面白い。話が進むにつれてどんどんパズルが組み合わさっていって、本当にミステリー小説を読んでるような感覚でわくわくしながら見られました。

みんなのレビュー

レビューを見てみると、キャストが豪華!だけど全体的に盛り上がりがなく淡々としていてトリックなどの推理部分が物足りない……という意見が多数。確かに金田一少年やコナンのような大掛かりなトリックは出てきませんが、人の表情や会話などからいろいろ考えを巡らせる渋い楽しさがあると思います。

また、アガサ・クリスティー原作というと、頭脳明晰で私情を挟まず驚くべき洞察力で事件を解決していく名探偵ポアロのようなお話を想像する方も多いかもしれませんが、今回はちょっとタイプの違うお話なので「探偵もの」としての期待は抑えておいた方が良いかもしれません。でも、視聴者が推理しながら進んでいくミステリーの面白さは十分にあるので安心してくださいね!

私の個人的オススメ度は★3.5

あまり構えず、つまめるおやつと飲み物を用意してゆったり観るのがお勧めです。

引用:https://joji.uplink.co.jp/movie/2019/2548

ネタバレ感想(見てない人はぜひ鑑賞後に読んでね)

必死に犯人を考えながら観たんですが、結局フタを開けてみたら一番最初に怪しいと思ったやつが犯人でした。一番悔しいやつ~!笑 見れば見るほど深読みさせまくる作り、最高だったなぁ。意味深な台詞に 意味深なカット…こういうの大好き!

登場人物みんなクセありまくりで良いキャラしてました。最初はそこそこ本性隠してるのに、チャールズがお屋敷に泊まることになった日の晩ごはんタイムでみんなが嫌味言いまくるシーンが個人的にはすごく良かった。それまで「なんやねんコイツら…」と思ってた人も、このシーンでなんか好きになっちゃった。絶対友達にはなりたくないけど。笑

後半まくし立てるように真実がわかって、バーン!て終了したのもスッキリしてて良かったです。エンドロールをしばらく呆然と眺めてたら、最初に推理の念頭に置いてた遺産相続が全然関係なかったことに気づいて思わず笑った。笑 さすが「抑圧されたパッションの温床、心がねじれてしまう家」。みんなそれぞれいろんな方向にねじれてたけど、イーディスのあの愛情溢れる狂気はグッと来た。愛って怖いね。

お屋敷のインテリア、本当に全部素敵だったなぁ。一回あんなお屋敷に住んでみたい…と思ったけど、住むおうちだと掃除が大変そうだからホテルでいいや。笑

外国人の名前を覚えるのが死ぬほど苦手なんだけど、こんなにたくさん人が出てきてもなんとかついて行けて良かったです。インテリアも含めて、それぞれのキャラがバリバリに立ってたおかげかな?

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