今回はアメリカのコメディ映画「ドクター・ドリトル」の感想を書くよ☺ 後半にはネタバレが含まれているので、未鑑賞の方は注意してね!
ドクター・ドリトル あらすじ
変わり者だが世界一の名医であるジョン・ドリトルには秘密がある。それは動物と話せること!
冒険家の妻が海難事故で行方不明になってからというもの、人との関わりを避け、たくさんの動物と共に森の中で生活していたジョンの元に、病気の女王を治療してほしいと使いがやって来る。どうしても人里に降りたくないジョンはどうにか断ろうとするが、このまま女王が死んでしまうと自分が不利益を被ることに気づき渋々宮殿へ向かう。
女王を診察したジョンは、部屋で飼われていたタコの力を借り、病気の原因が紅茶に盛られた毒であることをつきとめる。唯一の治療薬は行方不明になった妻が探し求めていた「エデンの果実」であると判明し、ジョンと仲間の動物たちはどこにあるかもわからないその果実を目指して大海原へ船を出すのだが──。
ドクター・ドリトル 予告編
サラッと感想(ネタバレなし)
夫が「これがいい!」と掴んで離さなかったのでレンタルしてきた一本。(子供か?笑)
ドクター・ドリトルと言えば、この……
白衣を着たエディ・マーフィーのイメージだったのですが、この作品は舞台が現代じゃないし、海賊も出てくるしで、世界観が大きく変わっています。原作シリーズこそ同じですが、以前の同名映画作品との直接の繋がりはありません。私は以前の作品を観たことがなかったので、全く違和感なくファミリー向けファンタジー作品として楽しめました。
とにかくいろんな動物たち(虫も)が出てくるんですが、それぞれにちゃんと性格の違いがあってとっても可愛い!ジョンを手のひらで転がすオウム、臆病なゴリラ、冷え性のシロクマ、キュートな見た目に反して狂暴なリス……突っ込みたくなる言動が目白押しで、突っ込むたびに愛着が湧いていく感じ。航海に出たジョンたちを邪魔する悪役もいるんですが、その悪役ですらちょっとおバカで可愛く見えちゃう。笑
アッと驚くようなトリックや複雑な人間関係みたいな難しい要素はほぼ無いので、子供と一緒に家族で観たり、ちょっと疲れたときに頭をからっぽにしてぽや~っと観るのがちょうど良い映画かなと思いました。
日本語版吹き替え声優に注目!
たくさんの動物が出てくる今作、その分たくさんの声優さんが吹き替えを担当しています。もちろん、主役のジョン・ドリトル(ロバート・ダウニー・Jr)を担当したのは「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし役でお馴染みの藤原啓治さん!藤原さんは今作公開前の2020年4月12日、癌のため逝去。惜しくもこの映画が最後の吹き替え作品となりました。
その他の声優さんもとっても豪華!
- オウム役 石田ゆり子
- ダチョウ役 八嶋智人
- ゴリラ役 小野大輔
- アヒル役 朴璐美
- イヌ役 斉藤壮馬
- シロクマ役 中村悠一
- リス役 黒田崇矢
- キツネ役 沢城みゆき
- キリン役 花澤香菜
- トラ役 池田秀一
- アリ役 霜降り明星(粗品・せいや)
- アリのドン役 井上和彦
- トンボ役 杉田智和
- 海賊王役 大塚明夫
- フクロモモンガ役 茅野愛衣
- ウサギ役 諏訪部順一
- ブレア・マッドフライ役 大塚芳忠
- バッジリー伯爵役 森功至
並べてみると圧巻ですね……!私自身そんなに声優さんに詳しいわけではないのですが、それでも知っている人ばかり。オールスターが揃い踏み!と言った感じです。
みんなのレビュー
レビューを見てみると、ストーリーが子供騙しな感じで大人向けではないけど 動物たちがとにかく可愛かった!という意見が圧倒的に多かったです。そもそも原作が児童書ですから、大人が頭を捻って楽しむような要素はほとんど無かったように思います。最初から「コメディ」「ファンタジー」「ファミリー向け」と思って見れば とってもチャーミングで癒される映画でしたよ!
あと、おうちで何か動物を飼っている人の場合、自分のペットと無意識に重ね合わせたりして 動物たちの友情や絆に心惹かれる度合いが高いのかな?とも感じました。
私の個人的オススメ度は★3
肩の力を抜いて、ちょっとおバカで可愛い動物たちに癒されましょう☺
ネタバレ感想(見てない人はぜひ鑑賞後に読んでね)
冒頭のアニメ演出良かったな~!最初間違えてアニメ版借りちゃったのかと思ったけど。笑 CGも全然違和感なくて最後までスルッと見れたんだけど、虫がアップで出てくるところだけ 身体の透け具合とか足の節の感じとかがリアルでちょっと気持ち悪かった……。
見たのがちょうどコナンにはまってる時だったから トラが出てきたときに思わず「赤井だ!!(声優さんが同じ)」て言っちゃったんだけど、その赤井が光にじゃれて遊び始めたところでめっちゃ笑った。笑
ストーリーはとってもシンプルで、言ってしまえばただただ可愛い映画だったなって感じなんだけど、「誰かを救うことは自分を救うこと」っていうテーマはすごく良かったなって思う。自分に余裕がないとどうしても殻に閉じこもっちゃいがちだけど、ずっと一人でそこにいても腐っていくだけなんだよな。大それたことじゃなくても良い。急に広いところに出るのが難しければ、まずは身近な人でもいい。とにかく人と関わって、その中から信頼しあえる人を見つける。そしてその人とお互いに助け合える環境を作ることが、余裕をもってのびのび生活するためにはすごく大事なことだと思う。
娘が生まれて一緒に映画が見られるようになったらまた見よう。少なくともあと5~6年は後だけど……笑
あと、ドリトル先生の奥さん実は死んでなくて 終盤で再開するのかなって思って見てたんだけど、結局最後まで出てこなくてしょんぼりした。やっぱり死んじゃってるってことなのかな…そっか……。
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